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R+って知ってますか?

Positive reinforcement いわゆる正の強化の強化のRとポジティブの+を組み合わせて正の強化でトレーニングしている方々をR+のトレーナーと言ったりします。

そんなR+のトレーナーさん達も以前は飴と鞭というトレーニングをしていた方もいれば、罰主体というトレーニングをしていた方もいらっしゃいます。

私も、最初に習ったトレーナーさんは褒めるけども駄目な時はチョークチェーンでショックを入れるというやり方でした。

で、R+のトレーナーに転向しても中々抜けない癖みたいなものがあるようです、トレーナーさんとして修業をして極めた年数に関係しているというか、行動なのでそういう事になります。


ガツンというショックを入れることは無くなっても、ちょっとした合図のようにチェックを入れてしまうというのが一番多いようです。

それと、何か悪戯をしている時に、「あ”っ!」という言葉だそうです。

私は、最初のトレーナーさんからの指導は、数回だったのですが、数年は自分の犬にショックを入れていました、今になって思えば申し訳ない限りです。

でも次に、ハーネスとロングラインでトレーニングするようになってからは、首にショックを入れるなんてことは、考えられなくなりました、導いてくださった方の動物福祉の考え方に共感しましたし、実際のところ、70kgの犬のハーネスにちょんちょんとショックを入れたところで、何ですか?くらい、それも感じてないかも?要は無駄だったんです。

それと多かった「あ”っ!」という言葉、「あ」ではなく、「あ”っ!」という事でニュアンス伝わりますか?それと「あれれ!」とかもそれで行動が止まったら同じことですから、要は相手の取り方次第です。

リードショックも「あ”っ!」という言葉も、どちらも行動を止めるために使っています、これは正の弱化です。

行動を止める、それって、犬に、何もするな、と言いたい訳ではないと思うんです、他の事だったら、多分いいはず、つまり別の事をその環境で教えてやればいいだけなんです。

何かを教える、つまり強化するという事、だから罰を使って止めさせなくても、良いんじゃないですか?という考え方がR+のトレーナーさん達です。

私も「あ」という時はあります、緊急時だったり危険な場合など、咄嗟に出ることはありますが、それで何かを教えようという事ではありません。

教えるのは、あくまでも正の強化で教えます。

一昨日の散歩の時、道路に何故かご飯が落ちていました、あずきはご飯も大好きなので吸い寄せられるように、近づいていき、口がご飯に触れる寸前、多分、1cmくらいのところで「あずき!」と声をかけるとこっちを振り向き、「お出で!」でリコール成功、ご飯より多分美味しいであろうオヤツをしこたまゲット。

これも、余裕があって、こちらが、ご飯だよなぁという感じで認識できていたので、できましたが、気づくのが遅かったら、咄嗟に出た言葉は「あ」だったかもしれません。



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それとR+のトレーナーさんたちは、情動のコントロールも正の強化で教えていますよ。
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シャンプー

昨日は、いい天気で、昼休みにハイブ長岡へ散歩に行ってきました。




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雪の上で遊んだり雪のない歩道を散策したり、



ビショビショになったので、帰ってから軽くシャンプーして、乾かして



なるべく早く終わらせようと思いましたが、ドライヤーで乾かしているうちに、、嫌そうになってきたので、一先ず中断してファンヒーターの前でトリック練習をしながら、何となく乾かして、遊び終わって、まったりタイムの時に、もう一度ブラシで梳かして終了。


コタツにも入るし、多分、乾くはず




支援者として

行動分析学の創始者F.B.スキナーの「人を援助するための倫理」という論文の中の一節に


「頻繁に強化されない人の不幸な状態は、十分知られているところである。
伝統的には、(精神障害者と称される)彼らの行動の原因は、感情と精神状態のせいにされてきた

中略

彼らが病んでおり、無為(意思の欠如)とか、倦怠とかという病名が貼られていく。
彼らは何を患っているかと言えば、正の強化の欠如を患っているのである」

要約すると、彼らは精神障害を患っているのではなく、正の強化の欠如を患っている、問題行動そのものが問題なのではなく、正の強化で維持される行動が成立していない環境こそが問題なのである。

ABAでは、この考え方が基本です、この倫理感を持って犬と飼い主さんの支援者になれるように勉強して行きたいと思います。




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室内ゲーム

大雪の峠も超えて、今日は青空が広がっています。


こたつの番人のような、あずきですが、散歩も一応やってます、といっても短いですが。


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なので、家の中で遊んでいます。

最近やってるトリックは、




こんな感じのやつです。



目の前の強化子をゲットしないで行動してから強化子をもらうという、お約束ゲームです。


見ていて、あずきの紙コップをたたく動きが豪快すぎないか??と思うのは飼い主だけ?

お悩み相談室

新潟県は、コロナの蔓延防止等重点処置を受けましたが、新潟県愛護センターでは閉館とかの措置は取らず、通常通り開館しているとの連絡が参りました。


26日に予定していました、お悩み相談室も、通常と変わりなく開催いたします。

お店は、2月13日までアルコールの提供を控えさせていただくのと同時に、夜の営業は休ませて頂くことにしました。


一日も早く、コロナが収束し、みんなが笑顔でお酒が飲めるように、今は、もうしばらく我慢の時です。

営業が再開しましたら、また変わらずよろしくお願いいたします。


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三項随伴性

大雪警報がでていましたが、お陰様で大雪にはならず、この位なら全く問題ないという感じですが、例年より寒く感じるのは、歳のせいか?


何年かABAを勉強しているとYou Tubeなどでトレーニング動画を見たりしているときに、いま、何が起こっているのかが、見えてきたりします、その見方の基礎になるのが、行動分析学でいう所の行動の最小単位、三項随伴性です。


問題行動のトレーニングをやる場合、R+(正の強化)のトレーナーが推奨しているヒエラルキーがありますが、色々な動画を見ていると行動を直す目的で負の弱化を最初から使うトレーナーが結構見受けられます。


私達が推奨しているヒエラルキーでは、その前に2つのバンプーがあります。
バンプーというのは、スーパーの駐車場などにある、出っ張ったもので、そこでスピードを落とす目的で設置してありますヒエラルキーでは、前に進む前に、もう一度立ち止まりやれる事はないか、もう一度考えましょうと言われています。

トレーニング場面で、目的の為に最初からそこを選ぶのは、そのトレーナーの技量をもう一度考える、きっかけにしても良いかもしれませんね。




最終形は同じでも、そこに向かうプロセスは、色々あっていい、という方もいます、耳障りの良い言葉ですが、それは、罰を使ってもいいというトレーナーの言い分です、色々の中の選択肢は、正の強化でやる、そのバリエーションです、あくまでも理想かも知れませんが、それでやる事にこそ意義があると思っています。


動物を扱うという事は、倫理が問われる事でもあります、動物を従わせる事でもなければ、支配する事でもありません。

三項随伴性、この最小単位で行動を見る目は、トレーナーには、絶対に必要だと思います。

普段の練習が活きる

朝の散歩の帰りに近所の柴犬君と遭遇



普段は外に繋がれているので、あずきも顔見知りの子


でも散歩で会う事は殆どなかったし、当然散歩なので飼い主さんも一緒


近づいてくると、「ウッー」と唸るあずき


顔見知りのはずなのに、いつもと少しでも違うと警戒するのは、いつもの事。



普段遊びでやっている、レスポンデント学習とオペラント学習で身に着けたことをやってやると、すぐに落ち着き、その子のマーキングの匂いを嗅いで、さらに落ち着き、そのまま帰宅。



普段から練習していることが、すんなりできると、「あぁいつもやってることだよね」みたいに普段の落ち着きを取り戻すことは、よくある事です。

その為にも、簡単なトレーニングは、お勧めですよ。


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ちょっと不細工な寝顔です。

恐怖症

強風と雪が続いている日本海側、皆様、大丈夫でしょうか?長岡は、雪はそんなに積もらなかったのですが、地吹雪体験ツアーができる状態でした。


11月~12月は、雪下ろしなどと呼ぶ雷のシーズンになります。

特に12月に長時間大きな雷が続き、それで犬達が涎をたらしたり、おしっこを漏らしたり、ブルブル震えるとか、様々な不安状態が起きて、その相談なども寄せられました。


自分のレベルが低いのかもしれませんが、トレーニングでなんとかできるレベルではないと思っていて、環境設定や飼い主様の対応、それとジルケーンなどの不安を抑えるサプリメントを紹介するくらいしかできません。


雷は、人よりも早く犬が感じてしまい、強化の頻度も少なく中々難しいと思っていて、新潟県では専門の行動クリニックがあるので、相談してみるのもいいかと思います。


あずきの場合は、雷を人が感じた段階で一緒にトリックをやったりして、その後は一緒に楽しいTVを見ながら笑っている飼い主の姿を見たりすることで、膝の上でゆったりと寝たり、まったく気にしていない感じにはなっています。


生まれたところが、多頭飼育で、そこでも恐怖を感じる子の姿を見ていなかったのかもしれませんし、うちに来てもエリーも康介も全く雷を怖がることはなかったので、それを見て別に大丈夫なんだ?と感じていたのかもしれません。


飼い主さんにしてみたら、我が子が恐怖でおしっこを漏らすとかガタガタ震えるとかというのを見ているだけで辛いと思います。

何かいい解決策はないんだろうか?



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愛犬のお悩み相談室からのお知らせです。

2月と3月の日程が決まりました。


お悩み相談室


尚、1月は26日(水)にやります。

やればやるほど

犬のトレーニングを勉強していくに連れ今までは、これでよかったと思えることに疑問を持つようになってきたり、特に倫理の部分やその手法においてもいえる事ですが、日本に陽性強化が入ってきたころと今では、かなり違ってきているように感じます。


トレーニングは科学的でなければいけないし、それは多くの事を積み上げて、再現性があるからです。

○○細胞はありますのように、再現性がなければ、評価はされません、その意味でも、勉強し、常に新しい情報をインプットしそれをアウトプットできるように、今年も頑張ります。


先日、すっご~~~~く久しぶりに、ペットショップを行き、あずきのオモチャをゲットしてきました。


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あずきは、甘噛みや興奮噛みはない子ですが、甘噛みで困っている方は、長めのオモチャで尚且つ、何個か用意すると良いですよ。
どんどん手の方に近づいて来たら、反対を持つとか別のオモチャを投入するとか、少し工夫するだけで、噛まれることは減りますよ、ただ、噛むことを止めさせるという対応ではなく、あくまでもいっぱい遊んでやる中で、安全性の担保と遣ってもらいたくない行動を出させないためです。





ピーピーなる部分は、その日のうちに、音が出なくなりましたが、引っ張りっこには関係ないので。


仔犬のうちは特にですが、犬といっぱい遊び、犬に注目することで、ひとが問題とするような行動が出にくくなりますし関係性は向上します。

犬を飼ったら、犬とまったりした生活をしたいし、毎日、目くじら立てて犬の問題行動を叱っている生活なんて想像もしていなかったという方、犬を叱って問題行動を止めさせなくてもいいんですよ、代わりにやる事だったら、いっぱいありますからね。
プロフィール

malaku2003

Author:malaku2003
ドッグライフサポート    ひまわり

第一種動物取扱業の種類 訓練
番号 新潟県長保第1904019号
所在地 新潟県長岡市
登録 元年10月18日
期限 6年10月17日
氏名   小川雅浩

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