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伝え続ける事

犬の身体に、より良いものを付けて、犬がより快適にお散歩ができるようにという事で、今までも、何人もの講師の方々をお迎えして、セミナーを開催してまいりましたが、コロナの影響もあり、講師の方をお招きすることもできずに、最近では、伝える側に回るようになってきました。


どんなに素晴らしい講師の方をお招きしても、すべての方に同じようには伝わりません。

いつも言っているのは、頭の中を空っぽにして、白紙の状態で聞いていただきたいのですが、人間、長年、身についている知識などがあるので、それを基準により近いものを良い情報として取り入れてしまう傾向があるようです。


なので、その方々の経験や知識により伝わり方は、違ってく来て当たり前になりますよね。


それと、これは絶対に正しいという風に、上から目線で伝えても、それは、単なるマウントでしかないんだろうし、伝えることは、とても難しいなぁと思っていますが、伝え続ける事が大切だとも思いますし、10のうち1つでも2でも伝われば、それは、こっちを見て頂けたという事になるんだろうとも思っています。
正論を掲げて、意見したところで、相手がそれを嫌悪刺激ととらえてしまえば、聞く耳どころか反論があるかもしれませんし、そうならないように、話をして伝えるというのは、難しく労力が必要です、ある程度、聞く耳をもってくれている方に、話をする方が、より効率的で伝わるんだろうと思います。

動物のために、こうやったらいい、あぁやったらいいとアドバイスしても、飼い主様が出来なければ、アドバイスではないのかなぁ、飼い主様もできる事から、広げていって、結果、動物のQOLが向上するような支援に繋げられたらなぁと思います。

首輪だったのが、ハーネスに変えて頂いたり、ハーネスでも、より犬の身体の構造を考えて作られたものに変わって行ったり、1.2mのリードから、もう少し長いリードに変わったり、ロングリードに変わったり、ほんのちょっとかもしれませんが、変わるってすごい事なんです。

雨の予報があれば、傘を持っていくという行動が、起こるし、雨が降ってきて傘があれば傘をさすという行動が起こります、環境との相互作用で行動は起きるのです、その環境の中の一番の刺激である飼い主様が変わるという事は、犬の行動も変わるという事になるかもしれませんよね、具体的に何をどうすれば、どうなるというのは、個々で違うので、単純にこんな方法が良いとか、技術だけを覚えても基本がないと、先々詰まると思いますし、あくまでも基本と倫理の上に技術を積み上げて行きつつ、その都度、振り返り倫理的か、とか。動物のためになっているかを考えていかないといけないんだろうなぁと思います。


お悩み相談室

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歯の話

先日のセミナーの中で、歯磨きについての話がありました。


当然、いまなら、ハズバンダリートレーニングでスモールステップで教えていくというのが一般的なんですが、動物の歯科の専門医の意見として、歯ブラシで歯茎を傷つけるリスクがあるという指摘もありました。

元々、犬の口腔内は人間と違いアルカリ性の為、虫歯菌が生息しにくい環境だそうで、歯周病菌の方が問題だ、と。


歯周病菌は歯石の中にいるわけではなく、プラークの中に貯まった歯垢に生息するというのが、最近の研究で分かっているようです。


なので、歯石とりの為に歯磨き用の固いオモチャや骨、角などは、歯茎をいためるリスクもあり推奨しないそうで、コングより固いものは、与えないように、だそうです、それと、パピーは特に引っ張りっこもやらない方が良い、と。


犬の歯は人間の歯より丈夫に出来ていて、人間なら、歯周病になったら歯がぐらつき、抜けてしまったりしますが、犬は、歯が抜ける前に、顎の骨が溶けてしまうそうです。

歯垢は、排水口の滑りのようなものなので、毎日、食後に拭き取る程度でも効果が高いそうです。


それとは別に、歯周病予防などのジェルも推奨していました。

確かに、前のチワワは、大型犬のオモチャで遊んでいて、歯並びが確かに悪かったなぁ、それと、ポッキーは、歯はぐらついていなかったけど、顎の骨が溶けていて、扁平上皮がんの手術の時に、やっと見つけてもらい、抜歯したことはあったなぁ。


あずきも固いオモチャは好きなんだけど、止めさせた方が良いのかなぁ。



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セミナーを終えて

17日に、3回目のセミナーが終了して、取りあえず、今回のセミナーは終了となりました。



平日にもかかわらず、参加して頂いた皆様、本当にありがとうございました。


学ぶことって、楽しいですね、色々なセミナーに参加して、最新の科学を更新していくこと、そしてそれを動物たちのために活かす事、大事ですね。


トレーナーさんの中にも今まで習ってきたことと違う事、何故それが違うのか、一般の方々でも、今まで知識として持っていたものと、違う事があったかもしれません、でも、これが今の世界レベルの話ですので、先生は9月にアメリカでのセミナーに参加して、そこでまた知識の更新をしてくるそうです、そんな話を、またいつかお聞き出来ればなぁと思っています。


石綿先生、遠いところ、本当にありがとうございました、皆さんが先生のファンになったのでは、と思えるような反応で、是非、次の機会にも、この続きを、お願いしたいと思っています、どうぞ、その時は、よろしくお願いいたします。

セミナー開催日程の変更です。

ひまわりさんセミナー

オヤツって何?

先日のセミナーの後の先生との話の中でで、「何で犬のトレーナーは、オヤツを引き上げる事ばかり考えてるんでしょうね?」と。




個人的な考えかもしれませんが、元々、犬のトレーニングは警察犬訓練所でやる事が多く、そこでの競技会などでは、オヤツを使えないので、必然的にオヤツを抜かなければならず、オヤツなしでできるようになると、オヤツを使っている人は、オヤツで釣っているという風に見えてしまうのかもしれません、そしてその方々に習うと、必然的に生徒もオヤツを抜くという事が当たり前になってきていたのかなぁ??と。



でも、オヤツって何ですか?何のために使うんですか?ですよね。




オヤツは1次強化子なわけで、行動を増やすため、強化する為のものです。



パピーなどは、強化の履歴が少ないし、強化子の種類も少ない、人の子供で考えれば、子供のうちは、お母さんに抱っこしてもらったり、撫でて褒めてもらう事、お母さんとコミニュケーションをとる事が強化子になっていると思いますが、犬でも同じで、パピーだったら、コミニュケーションが強化子に十分なりうる訳です。



トレーニングでは、オヤツは強化子であって、単なる食べ物ではないんですね。



行動は、【きっかけ⁑反応⁑結果】 これがセットなんですね、


反応を維持しているものは、きっかけ(環境)と結果(強化子)これを操作することで、反応は変わって行きます。


ようはこの環境があってこの強化子があれば、同じ反応があるという事です。



なので、問題行動に取り組むときは、環境を操作する事を、最初にやり、それで変われば、トレーニングなんて必要なくなるんですね、環境を整えても反応が変わらない時に、別の行動(やってもらいたい行動)を正の強化を用いて強化の機会を与え、強化子を犬にゲットしてもらうという事、当然、正の強化なので、強化子を提示して強化するわけで、罰を使う必要が無いんです。


何をしたら犬が強化子をゲットできるか、何をの部分は、今までの知識の総量に比例するそうです、そういう意味で、愛護センターでやっている無料の躾教室は、内田さんという、知識の総量の抱負なトレーナーさんがいて、他のメンバーもすごく勉強になります。


行動を変えるには、行動の機能を考えたり色々ありますが、その辺は次回のセミナーで




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最近、暑くなってきて、エリーは、ここがお気に入りのようです。
プロフィール

malaku2003

Author:malaku2003
ドッグライフサポート    ひまわり

第一種動物取扱業の種類 訓練
番号 新潟県長保第1904019号
所在地 新潟県長岡市
登録 元年10月18日
期限 6年10月17日
氏名   小川雅浩

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