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ドッグトレーナーとしての活動もしています。

トップ固定記事です。
長年、犬と一緒に暮らしてきて、体験したり勉強したりしたことの中で、応用行動分析学との出会い、これでいいのか?という疑問やもっと犬と飼い主様のQOL向上に繋がるものがあるんじゃないかという思いで、動物取扱業を取得し令和元年より活動することにしました。

体罰に反対する声明
これに賛同し、罰を使わないトレーニングを推奨しています。

また、カウンセリングを通じ介入すべき問題には
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上の倫理基準を重視し介入しています。



新潟県愛護センターで毎月2回水曜日にお悩み相談室も開催しています。

お悩み相談室



個別のレッスンも承っておりますのでお気軽に連絡ください。

それと、犬に優しいハーネスをお求めの方々に好評いただいております、パーフェクトフィットハーネスとバランスハーネスの試着販売をしています。
それに加え、ハーネスとロングラインでの犬に優しい散歩の仕方などもお伝えしています。

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良いものゲット

昨日の、ノーズワークに、久しぶりにあずきを連れて行きました。

ノーズワークでは、あまり集中できずでしたが、他の子達の触れ合う事が良い刺激になっていたようです。

あずきの年上としての指導の場面も見られましたが、犬達は、ほんとに素晴らしいというか、まったく遺恨を残すこともなく、その一瞬の後は一緒に、穏やかに過ごしているんですよね。

何で参加したか?というと、前回のケアの練習会の時に、試してみたいなぁと思っていたブラシをあずきの毛質を見てもらい試してから購入しようと。

家に帰り、試してみたところ、これが、とってもいいんですね、今まで、スリッカーやコームだったんですが、お尻周りだと、少し嫌がっていたので、オヤツを使いながらやっていたんですが、オヤツがなくてもできますし、今日も気持ちよさそうに、ブラッシングが出来ました。

昨日今日で、何度か試してみて嫌がらないという事は、お尻周りでもあまり気にならないし、その他の部分はとっても気持ちよさそうにしていた、ケアの目的でもあった、マッサージのようなブラッシングが出来ているようです。

そして、ブラッシングの後の手触りがツルツルで気持ちいいんです。

試してから、買えたので、あずきにはとってもいい買い物になりました。

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トリミング

先日の、お散歩会での質問の中に、トリミングの事がありました。

専門外なので、やり方とかは口は出せませんが、トリミングに行くと分かると車の中からブルブルと震えだすというもの。

1回なら、たまたまという事もありますが、繰り返しているそうで、どうしたものか、と。

トリミング中は「良い子ですよ」と言われているそうで、飼い主さん的には深く考えていなかったようですが、毎回震えるという事は、中でどんなことをされているかは、想像できます、環境を変えるという意味でも、別のサロンを探した方が良いのではという、意見の皆さまでした。

2週間ないし3週間に1度のトリミングでその状態という事は、僕も変えれるのであれば変えた方が良いと思います。

トリミング場面では多くのストレスがかかると思います、ストレスがかかると、フリーズするかフライトするか、ファイトするか、この3つが選択されます。

フリーズしている状態はサロンさん側から見たら、良い子という風に映ることが良くあります。

犬にとってストレスがかかった時に、第一選択はフライト(逃げる)ことです、一刻も早くその場から離れるのがベストな選択です。
ただ、トリミング場面ではどうでしょう?高いところに乗せられてリードで繋がれて、逃げるという選択はありません。

では、ファイト(戦う)この選択も嫌なことから逃れるためには、賢明な選択です、サロン側からは困る行動ではありますが、なのでフリーズ(固まる)という子はサロン側から見たらとてもありがたい良い子になります。

ただ、これも嫌な刺激が限界まで行けば、爆発(噛む)かもしれません。

商売なので、数をこなして売り上げを上げるという選択もありますが、犬のことを思って、逃げるという選択肢を与えながら手間をかけてやっているサロンもあります。

これは考え方なので、どっちがいいとかはないでしょうが、自分の犬には手間代の分高くても犬に優しいサロンを選択したいです。

高いところに上げずにリードでも拘束しない、逃げることを保証すると、噛むとか固まるという選択をしなくて済むんです、そして、いてくれたらちゃんと報酬は出しますよというルール。

本当に手間がかかる事ですが、犬達にはありがたい方法です。

このような取り組みを、ペットカフェスカイさんは何年も前からやられています、上越ではオヤツを使い犬がなるべくリラックスして施術できるように取り組んでいる、Family Dog Salon Verveineさんもあります、中々、忙しく新規の募集は難しいようですが、ペットサロンを嫌がっていたりした場合には、相談してみるのもいいと思います。

また勉強熱心で、応用行動分析学も勉強されていて、問題行動にも詳しいし、家庭で出来るトリミングのアドバイスもしてくれます。

で、ここ長岡では、そのような取り組みをしていらっしゃるサロンさんはあるんでしょうが、自宅トリミングなので、その辺の情報を把握しておりません、良い情報がありましたら、よろしくお願いします。


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柏崎お散歩会

昨日は、ペットカフェスカイさん主催のお散歩会が柏崎の潮風公園でありました。

30度近い気温でしたが、海風と松林の中という事で、とても心地よい散歩ができまた。

6家族7頭の参加で、皆さん初参加でしたが、愛護センターのお悩み相談に来てくれた方が多かったので、他の犬とのすれ違いの場面で皆さん上手に回避していて、吠える声が聞こえない穏やかな散歩ができていました、ただ、吠えることは別に悪い事ではなく今の環境で犬からのフィードバックなので、その時にどうするかという事ですね。

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参加するにあたって、どんな問題を抱えているかという質問の中では、吠える事に対してのお悩みが多くいらっしゃいました。

この環境と距離の取り方、それとロングリードに変えたことで、吠えることは、あまり気にならないレベルになる子や、吠えない子もいました。

休憩時は

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2mくらいの距離があれば問題なく落ち着いて過ごせていました。

今回、参加してくださった方で歩かないという方もいて、どうしようか?とも思いましたが、何とか歩いてくれ、食べれなかったオヤツを食べるようになり

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休憩時には、他の犬の誘いで自分から他の犬の方に寄って行ったり、尻尾もまるっきり下がっていたのが、上がってきて、飼い主様もびっくりの変化でした。

今回参加してもらって本当に良かったし、この変化を見れたことが、自分の強化子になりました。

行動は環境によりところが大きいです、なので自宅に戻り散歩した時にどうなるかは、また別の行動が出るかもしれませんがこの環境では出来るという事を、別の公園でもできる、また別の公園でもできるというように増やしていきながら、公園の近くとかできる場所が増えていくと良いのかなぁと思います。

今回もいいお散歩会になりました、サポートしてくださったスカイさん、わんこ亭さん、ありがとうございました。

支援者として

トレーニング場面で、強化子としてオヤツなどを使う事があります。


その時に、フードを使ったり市販のジャーキーなどを使ったり肉をゆでたものを使ったり、環境によって使うものを変えたりします。

考えれば、家で食べているフードでも出来るという事は、それだけ落ち着いているという事にもなるし、逆に初めての場所や初めてのチャレンジだったらフードより犬がより好きなオヤツを使う方が良いと思います。

このオヤツの価値の増減で行動を引き出そうという考え自体は、間違った事ではありませんが、普段食べているフードでも出来るような環境調整にも気を使うべきかなぁと思います。

オヤツも刺激です、それの増減で行動を変える、若干、強制している感もありますし、生まれた時から、食べる事は維持されている、つまり強化子として機能しているので、それは有効であるわけですが、その時、動物が求めているクリティカルコンシークエンスではない可能性があります。

その場合、強制的にならないように環境設定が重要だと思います。

刺激の増減と言えば、罰を使う方法でも使われています、ただ、この場合は、刺激が強くなることは、嫌な事や身体的痛みなどが増えます、オヤツはというと美味しいものが増えます、ここでも、どちらが人道的かとか、倫理的か?と考える事もできます。

ただ、罰を使わないトレーニングでも、嫌悪刺激は、使います、嫌なものに慣らすという作業では、嫌悪刺激がないと、トレーニングができません、ただ、刺激自体を小さくする、という環境設定が必要です。





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この図は、行動分析学のスーザン.フリードマン女史が考えた行動変容のヒエラルキーです、ポジティブなトレーナー達の世界基準になっています。

罰を使うという手段は、通行止めになっています、そこに行く前にも消去や負の弱化その前の分化強化の所にもバンプーがあり、もう一度そこを選択する前に立ち止まって他にできる事はないか、何かを見逃していないか良く考えてから進むように、という風になっています。

トレーニング場面で、お座りで、待つ事を教えるとき、フードボウルにフードをいれて、お座りしている犬の前にだし、動いたらフードボウルを引き上げる、そうする事で待つ事を教える方もいます。

これは、負の弱化ですが、これは、動いたら遣らないよ、と伝えているんだと思いますが、これって、パワハラと同じですよね、資源で相手を支配するという、そして、この時、最初は、必ずエラーを起こさせています、これもどうかなぁと思います。

罰を使う場合は、罰を使う事で悪戯を止めたとすると、これは、正の弱化です、これを経験すると、次に同じ場面で、また罰を使うようになります、もうすでに、学習していて、罰を使えば悪戯が無くなると分かるからです、ここまで来ると負の強化になるので、罰を使う事が強化されます、強化されるので、罰が効かなくなると罰の強度を上げるようになり、エスカレートすれば、虐待に繋がります。

で、よくよく考えると何度も繰り返すという事は、罰が機能していないと言う事で学習は、罰を使っても起きないと言う事です。

悪戯をしている時は、その悪戯をやめさせると考える病理的アプローチではなく、もっとコンストラクショナルにアプローチしていくことを考えてるべきです。

教育、教えて育てること、強化し繰り返しやってもらうこと、その手伝いを飼い主さんがやり、分からない所をトレーナーが支援していけるといいのかなぁと思います。
プロフィール

malaku2003

Author:malaku2003
ドッグライフサポート    ひまわり

第一種動物取扱業の種類 訓練
番号 新潟県長保第1904019号
所在地 新潟県長岡市
登録 元年10月18日
期限 6年10月17日
氏名   小川雅浩

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