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ちょっと考えてみる

犬の世界でよく耳にする、上下関係や信頼関係という言葉は、どういう事なんだろう?


上下関係という概念のもとになったオオカミの研究では、のちにその研究者たちが、あの研究のやり方は間違いで、縦一列の上下関係ではないという風に発表しています。

では、本当に上下関係はないんでしょうか?というと、見方によっては、、、

オオカミの研究で言われていた、資源(食事)を巡る力による順位付け、これを上下関係とすると、資源を支配するものが、上という関係性が見えてきます。

犬と飼い主さんはどうでしょう?飼い主さんが犬のご飯を支配しています、その他にも、散歩や恋愛その他、もろもろの事を管理しています。

野良犬だったら、もっともっと犬は自由に選択肢があります、そう考えると、犬に躾とかと言って、散歩の時に横について歩くとか、留守番時はクレートや、サークルの中なんてことも、ちょっと考えてしまいます、いっぱい自由を奪っておいて、その上に躾、野放しでは問題ありますが、選択肢はなるべく多く提供してやりたいですよね。


では信頼関係は、
こちらも概念です、具体的ではないので、人それぞれによって感じ方や考え方が違います、関係というくらいなので双方向という事になりますが、犬の気持ちはインタビューできないので、本当の所分かりませんしね。

なので飼い主さんから見た信頼関係って一方的でそう思っているだけかもしれません。

うちの子は呼んだら来る、というのが、信頼関係があるから出来ると言う事でもないですし、問題行動を扱う場合は、特に概念を持ち出すと、面倒な事になります。

概念の例をひとつ、
飼い主さん「うちの犬はいう事をきかないんです」

Aさん「何でいう事をきかないんですか?」

飼い主さん「上下関係ができていないんです」

Aさん「何で上下関係ができていないと分かるんですか?」

飼い主さん「いう事をきいてくれないんですよ」

Aさん「なんでいう事をきいてくれないんですか?」

飼い主さん「上下関係ができていないんです」

このように、答えになっているようで、全く答えになっていない、このようなことを循環論と言います、信頼関係や怖がっている、楽しんでいるなども概念なので、同じように当てはめることができます。



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里親探し

以前の記事で、もう1頭、犬を迎えたいという風に、アップしたのを見てくれていた方から2週間くらい前に、「2月に子犬が産まれたけど、良かったら飼いませんか?」というありがたい連絡を頂きました。



我が家としては、愛護センターや保護施設にいる子の中で中型以上で出来れば大型の子と縁があったら迎えたいと思っていたので、嬉しい連絡ではありましたが、お断りさせてもらい、誰か紹介しましょうか?と

その時は、近くで探すのでという事でしたが、昨日になり、犬を連れていくので、見てくださいと連絡が。



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2か月半で、こんなに可愛い子、


近くで探していたけど中々、飼ってくれるという方が見つからないとのことで、里親探しをすることに。



で、心当たりの方に話をすると、二つ返事でOKしてくれ、後日、譲渡の運びとなりました。



まぁ、こんなに可愛い子なら、すぐに見つかるよね。

色々な対応

同じチワワでも、まぁくは、ゆっくり近づいてくる子や円を描きながら近づいてくる子には上手に挨拶できますが、元気よく向かってくる子などには、もれなく鉄槌を浴びせていました。

最初は、暴れん坊将軍なんてあだ名を付けて、叱っていましたが、それって違うよなぁ、と思うように。


OESのポッキーは、教育的指導なのか、大人犬として、仔犬に指導することもできていたように感じます。

あずきは、リアクティブな子とも割と上手に接することができます、当然、体の大きさは関係します、リアクティブな大型犬に対峙させるようなことは、こちらが管理してさせませんが。

リアクティブな子に、「何、興奮してるの、ほら、こうやって落ち着いて」と見ていて思ってしまうくらい、、、実際は分かりませんが。

アイリッシュウルフハウンドのランディやべべやエリー、コッカープーの康介やトイプードルの幸は、そんなことは、遣らなかったし犬と一口に言ってもやることは、それぞれ違うし、単に大人犬として、それ違うよという風に、教える犬はいると思うし、あずきのように、何そんなに怒ってんの?、という感じで宥める事に徹する犬もいるし、何頭か飼ってきましたが、それぞれ違って、楽しいですね。


あずきも、好きでやっているようにみえても、やっぱり穏やかな散歩を心掛ける事が一番大切だと思いますし、なるべくその状況に、ならずに済む犬友さんとの散歩を飼い主として選択してやりたいと思います。


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恐怖症

強風と雪が続いている日本海側、皆様、大丈夫でしょうか?長岡は、雪はそんなに積もらなかったのですが、地吹雪体験ツアーができる状態でした。


11月~12月は、雪下ろしなどと呼ぶ雷のシーズンになります。

特に12月に長時間大きな雷が続き、それで犬達が涎をたらしたり、おしっこを漏らしたり、ブルブル震えるとか、様々な不安状態が起きて、その相談なども寄せられました。


自分のレベルが低いのかもしれませんが、トレーニングでなんとかできるレベルではないと思っていて、環境設定や飼い主様の対応、それとジルケーンなどの不安を抑えるサプリメントを紹介するくらいしかできません。


雷は、人よりも早く犬が感じてしまい、強化の頻度も少なく中々難しいと思っていて、新潟県では専門の行動クリニックがあるので、相談してみるのもいいかと思います。


あずきの場合は、雷を人が感じた段階で一緒にトリックをやったりして、その後は一緒に楽しいTVを見ながら笑っている飼い主の姿を見たりすることで、膝の上でゆったりと寝たり、まったく気にしていない感じにはなっています。


生まれたところが、多頭飼育で、そこでも恐怖を感じる子の姿を見ていなかったのかもしれませんし、うちに来てもエリーも康介も全く雷を怖がることはなかったので、それを見て別に大丈夫なんだ?と感じていたのかもしれません。


飼い主さんにしてみたら、我が子が恐怖でおしっこを漏らすとかガタガタ震えるとかというのを見ているだけで辛いと思います。

何かいい解決策はないんだろうか?



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分離不安

我が家は未経験ですが分離不安を抱えている犬は、症状の大小あれど一定数いるようですね。


そもそも、分離不安ってどんな定義何だろう?ここが、私は、はっきりと分かっていないし、獣医師以外が判断するべきものでもないし、かといって田舎では専門の獣医さんの数自体が少ないので、判断が難しいのかなぁ。


何に不安を感じているか?飼い主さんがいなくなること?


行動の問題があったとしても、何に対しての行動なのか、個々の見極めも大切


行動診療を受けている方がいて、治療のやり方を聞いていましたが、日本のやり方とアメリカの分離不安の専門家から勉強した方のやり方が全然違っていて、ちょっとびっくりというか、その方の説明に、納得というところでした。


分離不安は時間のかかる治療でもあり、治ったと思っても、何かの拍子に復活することもあるようです。


パピーを迎えたら、その練習も少しずつやっていけると良いと思いますが、中々やれない、やったことがないんだよね、でも大事です。


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愛護センターから迎えた頃のあずきです。
プロフィール

malaku2003

Author:malaku2003
ドッグライフサポート    ひまわり

第一種動物取扱業の種類 訓練
番号 新潟県長保第1904019号
所在地 新潟県長岡市
登録 元年10月18日
期限 6年10月17日
氏名   小川雅浩

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